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「ユニットケア」って何ですか?

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2022年9月9日

 特別養護老人ホーム櫻ホーム西神には、ユニットと多床室がありますが、ご家族様から「ユニット・・・?」て、何ですかというご質問をよく受けます。生活相談員として長年勤めていると、使い慣れた用語ですが、あらためて考えてみますと、ご家族様にとっては、意味不明な文言ですね。
 「ユニット」を辞書で調べますと、複数のメンバーがまとまって活動をする集団という意味ですが、まず、「ユニットケア」から説明します。「ユニットケア」は、自宅に近い環境において、他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者一人ひとりの生活リズムなどに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のことをいいます。この「ユニットケア」を行う特別養護老人ホーム(以下「特養」という。)をユニット型特養といいますが、これを省略して「ユニット」といっています。
 また、ユニットケアの特徴は、①個室でユニット単位(少人数)での共同生活をする、②ユニットごとにキッチン・食堂・リビングなどの共有スペースがある、③介護職員はユニットごとの配置されるため、家族のような関係を築くことが可能である、④一人ひとりの状況に合わせた個別ケアが実現できる、⑤少人数で毎日同じメンバーで過ごすため、家庭的な雰囲気の中で、認知症の症状の軽減が期待できる、⑥感染症やインフルエンザなどの施設内感染のリスクが軽減されるなどのメリットがあります。一方、デメリットとしては、①人間関係についてトラブルが起こった時に気まずくなる、②個室にいることに孤立感を感じる人もいる、③多床室(従来型)に比べて費用が高いことなどが挙げられます。
 ユニットケアの詳細については、特別養護老人ホーム櫻ホーム西神・生活相談員までご連絡(℡078-995-7145)をお願いします。

 参考:一般社団法人日本ユニットケア推進センター・ホームページ
https://www.unit-care.or.jp/about/

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