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社会福祉法人、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム

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2022年9月2日

 当施設にご相談に来られるご家族様から、「社会福祉法人とは・・・?」「特別養護老人ホームと有料老人ホームの違いは・・・?」などの質問をよく受けます。そういわれれば、株式会社や医療法人はよく耳にします。しかし、当施設も社会福祉法人桜谷福祉会という「社会福祉法人」が経営していますが、あまり馴染みがないかもしれませんね。また、「なぜ有料老人ホームという名称なのですか・・・?、無料老人ホームもあるのですか・・・?」などとのご下問もあります。
 では、社会福祉法人についてですが、厚生労働省のHPを見ますと「社会福祉事業を行うことを目的として、社会福祉法の定めるところにより設立された法人」と定義されています。社会福祉法人と株式会社の違いは、営利団体か、非営利団体かという部分が大きく、社会福祉法人は地域福祉の充実・発展という「公共性」、利潤を目的としない「非営利性」、事業の持続という「安定性」を特徴としています。
 次の「特別養護老人ホームと有料老人ホームの違い」についてですが、当施設のホームページ中の「特別養護老人ホームへの質問」にも掲載しています。その内容を紹介しますと、『特別養護老人ホームと有料老人ホーム、どちらも高齢者のための介護施設ですが、特養は社会福祉法人や地方自治体が運営する「公的施設」であるのに対し、有料老人ホームは主に民間企業が運営する「民間施設」です。また、特別養護老人ホームは、公的施設であるため、重介護者の入居に重きが置かれている一方、ご入居者の費用負担が安いことが魅力です。まとまった入居一時金などは不要で、月額費用のみで生活することができます。』となっていますので参考にしてください。
 最後に、「有料老人ホームの名称」についてですが、戦後、困窮した高齢者の措置施設として、生活保護法に基づく「養老施設」(現在の養護老人ホーム)がありました。この施設に入れない生活保護対象外の高齢者を入居させる民間の施設として「有料法人ホーム」が登場したともいわれています。名称については、当時の「養老施設」があまり費用がかからない「無料」に近かったことから、これとは反対の施設として「有料老人ホーム」という名称になったとも・・・(諸説あります。)。

参考:週間高齢者住宅新聞「有料老人ホームの歴史 戦後社会における需要」2020年5月10日<連載第20回 有料老人ホームの歴史>

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