新着情報

「地域密着型サービス」って何ですか?

ブログ

2022年9月13日

 先般、ご入居を希望するご家族様から、「(当施設の)多床室(従来型)20床は、地域密着型特別養護老人ホームであるとの記載がありますが、そもそも「地域密着型サービス」って何ですか?」とのご質問をいただきました。生活相談員としては使い慣れた言葉ですが、ご家族様にとっては、意味不明な文言ですね。今後とも、わかりやすい言葉で説明するよう心がけてまいります。
 さて、地域密着型サービスは、平成18年(2006年)4月の介護保険制度改正により創設されました。その概要は、今後増加が見込まれる「認知症高齢者」や「中重度の要介護高齢者」などが、出来る限り住み慣れた地域で生活が継続できるように、市町村指定の事業者が地域住民に提供するサービスです。地域密着型サービスを行うに当たっては、①運営内容の透明性確保、②サービスの質の確保、③地域との連携などを図るため、地域住民の代表や区域を管轄する地域包括支援センターの職員などから構成される「運営推進会議」を開催する必要があります。
 また、その対象者は、原則としてサービス事業者と同じ市町村に居住している要介護者です。サービスの種類は、①定期巡回・随時対応型訪問介護看護(要介護1~5)、②夜間対応型訪問介護(要介護1~5)、③地域密着型通所介護(要介護1~5)、④療養通所介護(重度要介護、がん末期患者)、⑤認知症対応型通所介護(認知症と診断された要介護1~5)、⑥小規模多機能居宅介護(要支援1・2、要介護1~5)、⑦認知症対応型共同生活介護(認知症と診断された要支援2、要介護1~5)、⑧地域密着型特定施設入居者生活介護(要介護1~5)、⑨地域密着型介護老人福祉施設(要介護3~5(要介護1・2の特例あり))、⑩看護小規模多機能型居宅介護(要介護1~5)の10種類があります。
 さらに、要支援者を対象に、介護予防を目的とした「介護予防認知症対応型通所介護」「介護予防小規模多機能型居宅介護」「介護予防認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」のサービスも提供しています。
 これらの地域密着型サービス中、櫻ホーム西神では、「地域密着型介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」と「(介護予防)認知症対応型通所介護」を行っています。櫻ホーム西神での名称は、前者が従来型(多床室)20床である「地域密着型特別養護老人ホーム櫻ホーム西神」、後者は「デイサービスセンターさくらさく」です。地域密着型サービスは、同じ市町村に居住している方が対象ですので、当施設の場合、この2つのサービスについては、神戸市内に居住されている方のみがご利用(ご入居)できますので、ご注意ください。
 最後に、地域密着型サービスである「地域密着型特別養護老人ホーム櫻ホーム西神」(従来型(多床室)20床)につきましては、℡078-995-7145。同じく「デイサービスセンターさくらさく」((介護予防)認知症対応型通所介護)は、℡078-994-3220までご連絡いただければ、生活相談員から詳しく説明させていただきます。
 なお、地域密着型サービス全般につきましては、お近くの地域包括支援センター(神戸市での名称は「あんしんすこやかセンター」)にお問い合わせください。

【参考文献】「地域密着型サービスの概要」関東信越厚生局健康福祉部 地域包括ケア推進課(平成29年3月30日(木))
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/houkatsu/documents/01dai5kaigyousei.pdf

お知らせ一覧へ戻る