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「従来型(多床室)」って何ですか?
ブログ2022年9月12日
前回、ユニットケアについてお話をしましたが、先般、ご家族様から「従来型」についてのご質問をいただきました。生活相談員としては使い慣れた言葉ですが、今後とも、ご入居希望者様やご家族様に、わかりやすく説明できるよう心がけてまいります。
さて、特別養護老人ホーム(以下「特養」という。)の居室には、①従来型多床室、②従来型個室、③ユニット型個室、④ユニット型個室的多床室の4種類があります。
前回説明しましたユニットケア(ユニット型)は、平成15年(2003年)から本格的に導入されましたが、それ以前の形態を「従来型」といいます。従来型は、多くの介護職員が多数のご入居者様の介護を担う「集団ケア」を採用しています。その多くの居室は4人部屋が中心ですが、中には個室も存在しています。このため、前者を「従来型多床室」、後者を「従来型個室」といっています。
また、ユニット型は個室(ユニット型個室)が原則ですが、以前、大部屋だった居室を簡易的な壁で仕切って個室として使用しユニットケアを行っている形態を「ユニット型個室的多床室」といっています。ただし、令和3年(2021年)度の介護報酬改定で、「ユニット型個室的多床室」は、感染症やプライバシーに配慮して、新設は認められないこととなっています。
当施設では、ユニット型80床、従来型(多床室)20床を設置し、ユニット型は個室、多床室が4人部屋となっています。しかし、櫻ホーム西神の多床室の魅力は、当施設のホームページの「特別養護老人ホーム」中の「多床室」を見ていただければと理解出来ると思いますが、4人部屋をそれぞれ壁で仕切っており、個室に近い環境で、ご入居者様のプライバシーに配慮したつくりになっています。料金体系も「従来型多床室」として位置づけていますので、ユニット型個室と比べ安価な費用で済みます。
「百聞は一見にしかず(Seeing is better than hearing.)」、実際の櫻ホーム西神の「従来型(多床室)」を見学していただければと思います。しかし、現在のところ新型コロナウイルス感染症対策のため、居室への立ち入りを制限させていただいていますので、まずは、櫻ホーム西神・生活相談員までご連絡(℡078-995-7145)いただければ、詳しく説明させていただきます。
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